出されたものを食べなさい。

チャイクレヘアレスを筆頭に、ニシヘルマンリクガメと金魚との生活を綴る。

眠っていた才能(後半戦)

二回目のトレーニングの内容を『前半戦』と『後半戦』

 

の二回に分けて書くなんて生意気な事をしてすいません。

 

たいしたオチじゃないのであまり時間を空けずに『後半戦』

 

の内容をお伝えしておこうと思います。

 

 

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自主練を始める前にトレーニング料金の支払いをしようと思い、

 

玉を家族に任せ事務所(玉達が居る現場から100メートルは離れている)に

 

トレーナーさんと一緒に向かう私。

 

トレーナーさんが領収書を準備してくださっている間に窓から

 

玉と家族の様子を見ていたら。。。

 

 

なんとビックリ!!!玉が家族の手を離れ脱走し、

 

どんどんこちらに走って近づいて来る。

 

トレーナーさんと離れて寂しかったのか、

 

はたまた家族と居るのがよほど嫌だったのか。

 

玉にしか真実はわからない。

 

 

必死でこちらに走ってくる姿を写真に撮りたかったけど、

 

カメラを家族に預けたままだった事が悔やまれてならない。

 

 

玉を確保し運動場に戻りハードルをやってみる。

 

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飛ぶ瞬間の写真はありませんが飛べました。

 

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玉も私もやる気なさそうな感じに見えますねぇ。

 

初めてコンビを組むからなのか?

 

覇気がないなぁ。

 

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だんだん集中力もなくなってきてよそ見をしだす。

 

気分転換も兼ねてトンネルへ。

 

トンネルを前にし、一転気合い十分の玉。

 

「ハウス」とコマンドをかけリードを手から離す。

 

トンネルに吸い込まれるように入って行く。

 

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トンネルの中の黒い影。

 

なんか不気味。

 

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呆然と立ち尽くすだけでほとんど体勢も変わらぬ飼い主。

 

相反して鉄砲玉のように飛び出してくる玉。

 

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リードが左後ろ足に絡まっている。

 

「トンネルが出来るようになったんだね!!! スゴイ!!!」

 

褒めて伸ばそうと出来る限り褒めてみた。

 

 

「よし、玉もう一回ハウス!!!」と声をかけると。。。

 

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トンネルを一瞬でくぐり出口からまたトンネルへ入って行こうとする。

 

慌てて玉の元へ走る私。

 

「おいおい、ほんとに出口からまた入っちゃったよ」

 

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もう興奮状態の玉を止める事が出来ない。。。

 

完全におちょくられている。

 

三回くらいトンネルから入ったり出たりを繰り返す。

 

 

『玉藤のひとりトンネルワールド』と化した運動場。

 

 

そこを他のわんちゃんのお世話をされていたトレーナーさんが助けてくれた。

 

「追いかけないでください。リードを足で踏んでおすわりをさせて下さい!!!」

 

そう言われて「追われたらたら逃げるなんて恋愛に似ている」と思いながら、

 

やっとリードを踏みつけて捕まえる事が出来た。

 

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アジリティーは人間と犬との主従関係が大事だとつくづく感じた。

 

そもそも「ハウス」というコマンドをリーダーが発した時だけトンネルを

 

くぐる事が出来るのに。

 

勝手に何回もくぐるなんて玉が私をリーダーだと認めていない証拠だ。

 

 

もう心身共に疲れて帰ろうという事になり、

 

先日ラルちゃんママにいただいた鹿肉ジャーキーをあげた。

 

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美味しそうに頬張る。

 

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良かったね

 

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玉が美味しいなら私もうれしいよ。

 

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 今まで玉がアジリティーのトンネルを電光石火のように

 

くぐったり出来るようになるなんて考えた事もなかった。

 

その玉の才能を活かすも殺すも飼い主次第で、

 

自分の頑張りが足りないと思った日でした。