出されたものを食べなさい。

チャイクレヘアレスを筆頭に、ニシヘルマンリクガメと金魚との生活を綴る。

早とちり☆

この子今月の21日から調子がすこぶる良くなく。


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病院通いの日々。


診断は『変形性脊椎症』


後ろ左足が地面に着けられなくなった。


老犬に多い病気らしい。


レントゲン・採血・注射・飲み薬・サプリメント


色々な治療が施される。


どの注射も飲み薬もパッとしない。


かなり痛みが強いらしく夜も悲痛な叫び声と共に起きてしまう日々が続いた。


見ているこちらもいたたまれなくなる。


一番酷かった昨日はまさに深夜から地獄絵図だった。


泥酔した酔っ払いのように足元がおぼつかず椅子や壁に思いっ切りぶつかる。


力の入らない体でそこらじゅうを落ち着きなく徘徊する。


目も死んだ魚のように虚ろで舌をダラッと出しっ放しの状態。


ヨダレを垂れ流す。


こんなになったこの子を見た事が無かった。


かなりのショックだった。


「もうダメだろう。お空の星になってしまう日がとうとう来た」


私は大号泣しながらも冷蔵庫の中から好物を探し与えた。


「もうダイエットも関係無いから食べなさい」


果物に目がないのでバナナ一本とレットグローブを少しあげた。


最後の晩餐。


力の入らない体で一生懸命食べていた。


「ふーちゃん、11年間ありがとう楽しかったよ」


感謝の言葉を伝えると力の入らない舌で顔中舐めてくれる。


それがまた悲しくて淋しくて涙が止まらない。


私は家で安らかに最後を迎えさせてやりたかった。


そんなバタバタの中家族が帰宅。


事情を説明すると。


「え? それさ痛み止めでたまにそうなる子も居ますからって


病院で言われてたしょ」


「え?えええぇええ?」


「そんな事言ってたっけ???」


即動物病院に電話して状態を伝えると家族の意見が正しかった。


私が話しを聞いていないだけでございました。


念のため病院へ連れて行った。


このおかしい状態は薬が効きすぎだったらしく夜には治まるだろうとの事。


違うタイプの痛み止めも処方された。


そしておかげさまで今日無事に復活を遂げた!!!


足の痛みも全く訴えない!!!


何もなかったかのようにスタスタ歩く。


今はイビキをかいて寝ている。


また一緒の布団で眠れる幸せを噛みしめる。


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本当に良かった。


『人も動物も健康第一』


それを痛感した出来事。


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そして人の話しをきちんと聞ける人間にならなければ。